Slack - 共有チャンネル (Shared Channel) の仕様まとめ
共有チャンネルの仕様、あまり知られていないものを中心にまとめておきます。
共有チャンネルの作成方法など基礎部分はSlack公式ページを参照してください。
なお、2020/2/3現在の仕様です。
共有チャンネルを作成する
チャンネル設定は同期しない
チャンネル名称、チャンネルのトピック (Topic) や説明 (Description) はワークスペース間で同期しません。両方のワークスペースでそれぞれ設定する必要があります。
共有される側のパブリック / プライベートを指定できない
共有チャンネルの承諾依頼を、共有される側のワークスペース管理者が承諾する際にパブリック / プライベートを選択します。共有する側は指定できません。
共有される側に同名チャンネルが存在する場合はリネームされる
共有される側に同名チャンネルが存在する場合、既定ではチャンネル名の後ろに4桁数字が付与されます。共有されるワークスペースの管理者が変更可能です。
共有チャンネルの利用する
カスタム絵文字の表示に制約がある
メッセージに含まれるカスタム絵文字は、共有先では表示されない場合があります。同じ名前やエイリアスで登録されたカスタム絵文字が共有先に存在する場合、共有先のユーザーには、共有先のカスタム絵文字に置き換えて表示されます。存在しない場合、名前やエイリアスのみが表示されます ( :hogehoge: のように表示)
カスタム絵文字でリアクションした場合は、双方のワークスペースで同じカスタム絵文字が表示されます。
ユーザーを招待する / 退出させる
共有チャンネルには、同じワークスペースのユーザーを招待できます。例えば、ワークスペース Aのユーザーは、ワークスペース Aのユーザーだけを共有チャンネルに招待でき、ワークスペース Bのユーザーは招待できません。また、退出させる場合も同様です。
共有先のユーザーのプロフィールはほぼ閲覧できない
共有先のワークスペースのユーザーのプロフィール情報はほぼ閲覧できません (表示されるのは 氏名・表示名・現地時間 程度) 。
共有チャンネル以外のチャンネル名はメッセージで送る
共有チャンネル以外のチャンネル名は、共有先のユーザーから見るとマスクされます (マウスオーバーすると「プライベートチャンネルの情報 (Private Channel info) 」と表示)
グループをメンションする
グループは、それを作成したワークスペース側のユーザーだけがメンションできます。例えばワークスペース Aでグループを作成した場合、ワークスペース Bのユーザーからはそのグループをメンションできません。
また、ワークスペース Aのユーザーがグループをメンションした場合、ワークスペース Bのユーザーから見るとマスクされます (マウスオーバーすると「非公開ユーザーグループ情報 (Private user group info) 」と表示) 。
グループを編集する
グループに追加や削除ができるのは、グループを作成したワークスペース側のユーザーのみです。
DM / グループDMを送る
同じ共有チャンネルに参加しているユーザー同士であれば、DMやグループDMも可能です。
Appを利用する
共有チャンネルに設定されたAppは、ワークスペースに関わらず、そのチャンネルに参加しているすべてのユーザーが利用可能です。
共有を停止する
再度の共有はできない
一度共有を停止したチャンネルは、二度と共有できません (停止前に共有していたワークスペースであっても) 。
共有されたワークスペース側はアーカイブされる
共有を停止すると、共有されていた側のワークスペースではチャンネルが自動的にアーカイブされます。また、復元することができません。
共有していた側は、引き続きそのチャンネルを利用できます。
カスタム絵文字の表示が崩れる
共有したワークスペースに残ったチャンネル、あるいは共有されたワークスペースでアーカイブされたチャンネルでは、各ワークスペースに存在しないカスタム絵文字の表示が崩れます。具体的には :hogehoge: のような名前に変換されます。
共有停止後もDM / グループDMを送る
共有を停止後も、ワークスペースを跨いで引き続き互いにDMをやり取りできます (共有チャンネル停止時のメッセージ表示より)